カテゴリ「ドイツ探訪記 2011」の記事一覧

はじめに

マックスプランク研究所はドイツ全国に複数存在する最先端の研究所であり、ミュンヘンには精神科における基礎研究・臨床研究共に行われている(図1)。元々はクレペリン研究所であったが、ナチスドイツの資金を得た研究者の名前は戦後除外されており、クレペリンは現在は通りの名前のみ残っている(図2)。戦後は資金不足からアメリカのロックフェラーからも研究資金を得ており、マックスプランクはドイツの研究所のなかでも潤沢な資金を得ている研究所といえる。ドイツではノーベル賞を獲得する研究は当研究所で行われた業績が多く、中核的研究所といえる。マックスプランク病院として臨床機能もあり、重症のうつ病を中心に入院・外来もあり、臨床研究と一体となって施行されている(図3)。特に最近はうつ病やストレスとHPA-AXISの関する研究が盛んな事で有名である。またドイツの教育制度や医療従事者の体制についても調査を行い、今後の滋賀での精神科医師増加のための参考とした。

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